リーダーシップというと、日本人の多くは持って生まれた資質や天性の能力のように考えます。また、イメージとして、徳川家康や織田信長などの英雄を思い浮かべます。そして、リーダーシップを学び、その言動を身に付けるという発想には至らず、リーダーシップを実践できる人が少ないのが現実です。
経済が右肩上がりの時代には、少数のリーダーからの指示を受けて効率的に業務を進めていれば、成果に結び付きました。その時代の多くの人に必要とされたのは、リーダー的な思考よりもフォローアーの思考でした。しかし、時代は変わり、今までのように上からの指示を待つ形から新しい発想や行動を生み出すことは難しくなりつつあります。世界中で脚光を浴びている企業のリーダーシップの形を、いろいろな経営テーマから分析し、スキルとして理解・実践できるようにしました。
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